アーユルヴェーダトリートメントってどんな効果があるの?と気になる方へ。このコラムではアーユルヴェーダトリートメントのタッチに注目してその謎を紐解いていきます。アーユルヴェーダで特徴的な3つのタッチはサートヴィックタッチ、ラージャシカタッチ、ターマシックタッチ。セラピストはこれらのタッチをお客様の健康状態や体質に合わせて使い分けています。アーユルヴェーダトリートメントを受けたことがある方も無い方も、タッチについて知っているだけでもより素敵なトリートメントの時間を過ごすことができるので、以下で見ていきましょう。
アーユルヴェーダトリートメントのタッチの種類
外面の美しさ、内面の美しさ、心の美しさを磨いていくことのできるアーユルヴェーダトリートメント。
トリートメントを体験したことがある方はわかると思いますが、あらゆるタッチの仕方があり、ハンドマッサージでされているのを忘れてしまうような感覚に陥りますよね。
アーユルヴェーダトリートメントを受けたことがある方も、これから行ってみようと思っている方も、セラピストが意識して行っているタッチについて知っていると、より素敵なトリートメントの時間を過ごすことができるはず。
では一緒にタッチについて見ていきましょう。
メカニカルタッチ
メカニカルタッチは、手足を動かしたり、揉んだり叩いたりすること。
筋肉の張りやコリ、痛みを覗くときに使うタッチの方法で、アーユルヴェーダマッサージ以外でもよく使われるタッチです。
エクスプレッシブタッチ
エクスプレッシブタッチは、感情的、情緒的、平和的、調和的で、とても優しく、気を使ったタッチ。
マッサージの主義の最後や、マルマ(ツボ)マッサージの後に使われるタッチです。
サートヴィックタッチ
サートヴィックタッチは、調和と柔軟性があり、愛情に満ちた、優しく柔らかいタッチであり、アーユルヴェーダマッサージの特徴のひとつ。繊細さがある感受性が高いタッチともいわれています。
サートヴィックタッチを施すことで、心をリラックスさせ、バランスを整え、精神的に若返らせる効果があります。
また、ナーディ(プラーナの通り道)とプラーナ(呼吸や酸素の循環、運動機能、感覚機能を支配する生命エネルギー)に栄養を与えます。
プラーナに最も調和を与え、安定をもたらす方法であり、ラジャス(欲望や怒り)を鎮静する効果も。
マルマ(チャクラやツボ)マッサージやそのあとのムルドゥスパルシャナに使用され、セラピストの技術と精神の状態が反映されるタッチです。
ヴァータ体質の方は強いマッサージが好きな傾向がありますが、サトヴィックタッチが効果的。さらにピッタが上がった状態の方にもラジャスを鎮静するタッチなのでオススメです。
ラージャシカタッチ
ラージャシカタッチはしっかりした強いタッチでありながら、荒さや痛みはなく、通路(管)を開き、通りを良くし、循環を促す、表面組織に働きかけるタッチであり、アーユルヴェーダマッサージ特有のタッチのひとつ。凝っている箇所を探すこともできるタッチです。
ラージャシカタッチを施すことで、初期段階のダートゥ(血漿、血液、筋肉)に働きかけ、プラーナの通路を開き流れを良くするため、筋肉の張りや慢性的な痛み、疲労を緩和することができます。
さらに血液やリンパの流れが滞っている時や、スタミナが無いときにも効果的。
ターダナ(たたく手技)やガルシャナ(擦り込む手技)で使われるタッチです。
ターマシックタッチ
ターマシックタッチは深く、鋭く入るタッチでありアーユルヴェーダトリートメント特有のタッチのひとつです。
解けにくいコリに使うタッチで、ハリをほぐすために必要。
精神面、肉体面におけるバリアや障害(流れを詰まらせるもの)をタマスと言いますが、ターマシックタッチはそのバリアを壊すことができます。
痩せたいという方やカパ体質の方、新陳代謝を向上させるのにも効果のあるタッチです。
コメント