自分の体質に相性のいい食べ物を知りたい!という方へ。このコラムでは、食べ物を甘味、酸味、辛味、塩味、苦味、渋味に分類して、体質によって相性の良い食べ物と悪い食べ物をご紹介!イライラする時ややる気が起きない時、どんな味の食べ物を食べれば効果があるのかなど詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください!
味の種類
アーユルヴェーダで説明されている味の種類は全部で甘味、酸味、辛味、塩味、苦味、渋味の6種類あり、1回の食事ですべての味を食べるのがいいと言われています。
また、味にはそれぞれ性質があり、ヴァータ・ピッタ・カパのそれぞれの体質によって相性のいい味は異なります。
つまり、食べ過ぎたら体調を崩す味や、症状を鎮静してくれる味は体質によって異なるので、その日の体調を考えて食事を取ることはとても大切。
以下のコラムでは、性質についてより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
甘味
甘味のある食べ物の構成要素は土要素と水要素。
土要素と水要素を多く含む食べ物は、重みのある食べ物や油分のある食べ物です。
例えば、ドーナツ、ケーキなどのスウィーツやお米、さつまいも、肉など。
お菓子を食べてしまうと太りやすいのは、甘味にこのような性質が含まれているからです。
甘い食べ物の性質は、カパの性質と似ているため、カパ体質の方が甘いものをたくさん食べると体調が悪化する原因になります。
一方甘味はヴァータとピッタ体質の方の症状を鎮静させる効果があり、特にピッタ体質の方がイライラした時には効果的。
たとえば、チョコレートはセロトニンを含んでいるので、イライラを鎮静することができます。
ただ、はちみつの甘味はカパの方にも相性がいいのでお砂糖の代替で使用してください!
酸味
酸味のある食べ物の構成要素は、火要素と土要素です。
酸味のある食べ物といえば、フルーツや酢の物などの食べ物が当てはまります。
ピッタの性質と似てるので、ピッタ体質の方がイライラしている時や、暑いと感じている時に食べるとより症状が悪化してしまう原因になります。
一方、酸味のある食べ物はヴァータ体質を鎮静させる効果があります。
塩味
塩味のある食べ物の構成要素は、火要素と土要素、そして少し水要素を含んでいます。
食べ物で例えると、梅干しや昆布、生ハムなど。
塩味の性質は、ピッタとカパの性質と似ているので、ピッタとカパを増やし、症状を悪化させる原因になる可能性があります。
たとえば、カパ体質の方は眠くてやる気が出ない時、ポテトチップスをボリボリ食べて1日ぐーたら過ごす方も多いのではないでしょうか。
ポテトチップスは塩味を含んでいるので、カパを悪化させます。
「休んだら後で頑張ろう」と思っていても、やる気が起きず「結局1日何もできなかった。」となってしまうことも。
一方、塩味はヴァータ体質の方には相性がいい味です。
辛味
辛味のある食べ物の構成要素は、火要素と風要素。
食べ物で例えると、キムチやカレー、麻婆豆腐などです。
辛味のある食べ物の性質はヴァータとピッタの性質と似ているので、ヴァータ体質とピッタ体質の方は食べ過ぎに気をつけましょう。
食べ過ぎると、ピッタ体質の人は体が暑くなったり胸焼けをしやすくなります。
ヴァータ体質の方は、より体が乾燥したり、心や行動に落ち着気がなくなるかもしれません。
一方、カパ体質の方にはとても相性の良い味。これから寒くなってくる季節なのでチゲ鍋など、温かい料理と一緒に辛味のある食べ物を食べると効果が上がるでしょう。
苦味
苦味のある食べ物の構成要素は、風要素と空要素です。
食べ物でたとえると、ゴーヤやケールなどの青野菜。
青野菜など苦味のある食べ物の性質は、ヴァータの性質と似ているので、ヴァータ体質の方は食べ過ぎに気をつけましょう。
特に、ダイエットのためにヴァータ体質の方が青野菜ばっかり食べると体調を崩しやすくなるので、サラダとお肉を食べるなど、甘味や酸味のある食べ物を加えるようにしましょう。
一方、苦味のある食べ物はピッタ体質の方とカパ体質の方の症状を鎮静させるのに効果的。
食べ過ぎて胃もたれや胸焼けがする時は、青野菜だけにするなど、調節していきましょう。
渋味
渋味のある食べ物の構成要素は、特に空要素を含んでいて、少しだけ土要素があります。
お茶やワイン、渋柿などは渋味を多く含む食べ物。
渋味のある食べ物の性質はヴァータの性質に似ているので、ヴァータ体質の方は食べ過ぎに気をつけましょう。体をより乾燥させてしまう原因です。
一方、ピッタ体質の方とカパ体質の方には渋味はとても相性がいい味です。
ピッタ体質の方はイライラして落ち着かない時、カパ体質の方は、やる気が起きない時、コーヒーなどを飲んでリフレッシュすると効果があるでしょう。
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