はちみつを温めたり、果物と乳製品を食べ合わせたり、日常で何気なくしている食べ合わせは、実は体に悪かったというこが多々あります。食べ物には効果や効能があり、食べ合わせはとても大切です。一緒に食べることで効果を打ち消しあってしまう食べ合わせや、毒素を作る原因になる食べ合わせがあります。このコラムでさまざまな悪い食べ合わせの例をご紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
乳製品と相性の悪い食べ物とは
乳製品、特に牛乳は相性の悪い食べ物が多くあります。酸味のある食べ物と塩味の食べ物との組み合わせには注意が必要です。以下で詳しく解説していくので一緒に見ていきましょう。
乳製品と酸味のある食べ物
まずは、酸味のある食べ物と乳製品の食べ合わせについてです。
「果物と牛乳」「果物とヨーグルト」を一緒に食べるのが好きな方は多いと思います。
しかし、アーユルヴェーダでは果物は単体で食べること(食べ合わせをしない)が勧められていて、牛乳やヨグルトと果物(特に酸っぱい果物)は相性の悪い食べ合わせです。
また、牛乳と酵素を含むパンや、牛乳とヨーグルトの食べ合わせにも気をつけましょう。
乳製品と塩味のある食べ物
アーユルヴェーダでは塩味のある食べ物と乳製品の食べ合わせは、効果効能を打ち消しあってしまうといわれています。
特に牛乳と塩や魚、白米の食べ合わせは相性が悪いです。
イタリアン料理やフランス料理に多く見られる食べ合わせですが、イタリア人やフランス人は「伝統的に代々食べてられてきた食べ合わせ」のため、体に害はないといわれています。
一方、日本人は、牛乳は昔から食べてきた食べ物ではないので、これらの食べ合わせを毎日するのは注意が必要でしょう。
はちみつと相性の悪い食べ物
はちみつは、熱を与えると積極的に毒になるといわれています。
そのため、アーユルヴェーダ発祥のインドやスリランカでははちみつに熱を通すことはしないようです。
日本でも、はちみつ農家の方々は感覚でそのことを分かっている方が多いそう。
はちみつは、非加熱の状態で販売されているものを選び、生のまま食べることが体にとても効果があるのでぜひ実践してください。
また、カパと「甘味」は相性が悪いといわれていますが、はちみつの甘味はカパの方にも良い甘味です。
どうしても甘いものを食べたくなった時は、砂糖を使ったお菓子ではなく、はちみつの自然の甘味を取り入れると良いでしょう。
さらに、はちみつの食べ合わせで注意したいのが、ギーを同量で食べることです。
アーユルヴェーダではギーはとても体に良い薬としてよく食事に取り入れるのですが、はちみつとの食べ合わせは体内に毒素を作ってしまう恐れがあります。
熱い飲み物と相性の悪い食べ物
熱い飲み物を食事中に飲む方も多いと思いますが、熱い飲み物と食べ物で相性の悪い食べ合わせがあるのでここで解説していきます。
熱い飲み物と相性が悪い食べ物は、魚や肉、マンゴー、チーズ、でんぷんです。
熱い飲み物を一緒に食べることで消化力が上がると思いがちですが、これらの食べ物と食べると逆効果になってしまう可能性があるので注意しましょう。
ここまで相性が悪い食事をご紹介してきましたが、その食べ物の食べ合わせに「慣れている」場合はそこまで気にしなくても大丈夫です。
また、食べ合わせが悪いからといって、大好きな食べ合わせを我慢してストレスをためてしまう方が体に悪いと私は思っています。
一方、食べ合わせていたことで体調が悪くなっていたと気がつく方も多くいらっしゃいます。
コラムを指標に食べ物の効果を体に活かす食べ方をしていきましょう。
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