はじめに
このコラムでは、体の中のカパの働きについて解説したあと、カパ体質の人の全身マッサージに効果的なハーバルオイルのご紹介をします。
カパ体質の方もそうでない方も、症状が出た時に落ち着いて対処できるようにぜひご覧ください!
ピッタの働きや、ピッタ体質に合うハーバルオイルについては下記のコラムを参考にしてください!
カパの働き
まず、ここでは、体の中でのカパの働きについて解説します!
カパは月みたい
カパは体の中で月のような働きをすると表現されます。
夜に見える月は地球に湿気を与え、冷たくて静かなイメージ。
カパは、体内に湿気を与え、冷やす働きをしています。
体内に水分で、臓器は下に落ちることなく場所を維持することができ、細胞膜や胸膜などの働きをして形を守っています。これがカパの働きです。
他にもカパは、関節と関節の間にある骨膜と骨膜液の働きで体を繋げていたり、神経細胞に脳髄液で栄養を与えたりする働きもしています。
水は冷たく重いので、カパが悪化すると、浮腫んだり、体重が増えたり、足先が冷えたりしてしまうのは、カパが異常に水分や冷えを与えてしまうのが原因です。
全ての始まりはカパ
全ての始まりはカパといわれています。
たとえば、生まれた時から、成長するまで、体の中ではカパが優勢な状態です。
赤ちゃんの肌はとってももちもち、むちむちしていますよね!
これは、体に水分を与えるカパがとても優勢に働いている状態だからです。
鼻炎や咳など、子供がよく風邪を引くのもカパのバランスが崩れてしまうことが影響しています。
1日の始まりの朝もカパが優勢になる時間です。
朝はカパが優勢になる時間なので軽い食事とヨガなどの運動をして体を動かすといいでしょう。
朝が弱くて起きれなかったり、怠惰になってしまうのはカパが悪化している原因です。
できれば毎日6時に起きることだけ頑張ってみることからはじめてみると、徐々に体が楽になってくるはずです。
朝起きる習慣は時間の節約になる
朝早起きすると、脳の働きが上がり、カパが優勢なため集中力が長持ちするので、仕事が効率的に終わり、時間を節約できます!
私は、社会人になってから早起きが苦手で、できるだけ朝は寝ていたいと思っていました。
家を出る30分前に起きて急いで準備して出かける毎日だったので、心に余裕もなかったです。
アーユルヴェーダをはじめてからも先生に「毎日6時に起きることだけ頑張りましょう」と言われても
やる気が起きなくて笑 いざやってみてもしんどい、、、続かない、、、
何度か挫折を繰り返しながら朝起きることだけを頑張っていたら、いつの間にか毎朝5時に起きる習慣がついていました!!!
今の朝のルーティーンは、5時に起床し、口内掃除やヨガをして、記事を書いて、朝ごはんを軽くゆっくり食べてから仕事に出発。
朝は効率的に脳が働き、カパが優勢になるおかげで集中力が長く続きます。
忙しくて時間がない!という方ほど朝に仕事を終わらせてしまった方がすごい速度で終わるので時間に余裕ができますよ!
ぜひ実践してみてください♪
口内掃除ってなに?と思った方は以下のコラムを参考にしてください!
カパ体質に効果的なハーバルオイル
アーユルヴェーダでは、お客様の体質に合ったオイルを選び使用します。
カパが悪化すると、食べてなくても太ったり、むくんだり、体が怠くなったりします。
以下のハーバルオイルはそういった症状を抑えてくれます。ぜひ参考にしてください!
シッダールタタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:全身マッサージ
症状:特にむくみの症状に効果があり、筋肉痛、関節痛、腰痛にも効きます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油とからし油ですでハーブにもからしが使われています。体がだるくなっていて疲れている人にオススメのオイルです。
ダシャムーラタイラ
鎮静するドーシャ:特にヴァータ・ピッタ・カパ
使用用途:全身マッサージ・フェイスマッサージ・シロダーラ
症状:体を元気にする効果があります。体が痛いときや関節痛、腰痛に効き、高齢者の体を強します。
オイルの説明:ごま油がベースオイルで、ハーブは10種類の根っこが使われています。
ディヴィヤンガナーディタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:全身マッサージ・フェイスマッサージ
症状:頭痛、座骨神経痛、ヴァータの病気
オイルの説明:ベースオイルはごま油、ココナッツ油、ギー、ヒマシ油、マデューカオイルです。ハーブは、ひまし根、コショウ、にがうり、シナモンなど12種類使用しています。スリランカで有名なオイルです。
トリパラータイラ
鎮静するドーシャ:ピッタ・カパ
使用用途:ヘッドマッサージ(すべてのドーシャ)、全身マッサージ、フェイスマッサージ、ナスヤ
症状:皮膚疾患、アトピーに効果があります、ヘッドスパにより視力回復効果も。
オイルの説明:ベースオイルはごま油でハーブはハーリタキなどが使用されています。
トリパラーディタイラ
鎮静するドーシャ:ピッタ・カパ
使用用途:ヘッドマッサージ(すべてのドーシャ)、全身マッサージ、フェイスマッサージ、ナスヤ
症状:皮膚疾患、アトピー、視力回復、体重や脂肪を減らして痩せる効果がある
オイルの説明:ベースオイルはごま油でハーブはハーリタキなどが使用されています。トリパラータイラとほぼ同じ働きですが、より強い効果を期待できます。
ハーバルオイルについてもっと詳しく知りたい方は以下のコラムを参考にしてください!
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