スポンサーリンク

アーユルヴェーダのマッサージオイルとは

health

アーユルヴェーダのオイルってどんなオイルを使うの?と気になる方へ。このコラムではアーユルヴェーダで使うハーバルオイル作り方や効果、ベースオイルの種類をご紹介します。アーユルヴェーダは自然からできたオイルを温めてトリートメントに使用することでアンチエイジングやリラックスなどあらゆる効果を期待でき流のでぜひ参考にしてください。

オイルを作る方法

アーユルヴェーダのオイルは、ハーブの成分を油性なものに抽出したもの。

以下で詳しく解説していきます。

スネーハ カルパナ

スネーハカルパナとは、ハーブの成分を油性なものに抽出する方法という意味です。
スネーハナ(油性・滑らか・柔らかい・優しい)とカルパナ(方法)の単語をつなげてスネーハカルパナといいます。

油性なものは、植物と動物から抽出でき、植物から抽出されたハーブの成分は、ごま油やココナッツオイルとアロマオイルなどの精油に分類されます

ごま油やココナッツ油などは熱に強いオイルです。
一方アロマオイルは蒸発しやすいため熱に弱いオイル。
アーユルヴェーダではどちらのオイルも使用しますが、主にごま油をベースにして温めたオイルをマッサージや治療に使用します。

ごま油の効果

ごま油は栄養豊富で使用することによって体が喜ぶといわれています。

ごま油をキュアリングすることで成分のセサモリンが抗酸化作用の高いセサモールという成分に変化します。
キュアリングしたごま油を温めてマッサージや治療に使用することで抗酸化効果だけでなく以下の効果を期待できるので参考にしてください。

・若返り効果があり
・体を強くする効果
・免疫力を高める効果
・精力を良くする効果
・記憶力を良くする効果
・皮膚の状態を良くする効果
以上の効果を期待できることから、アーユルヴェーダではごま油をベースに使うオイルを使用しています。

ハーバルオイルとは

ハーバルオイルは、アーユルヴェーダのマッサージで使われる薬用化されたオイルのこと。
ハーブの絞り汁や煎じ液、ミルクなどにベースオイルとカルカ(ペースト状のもの)を火にかけて作るとっても手間のかかったオイルです。
以下で、ハーバルオイルのベースオイルの種類と働きについて説明をしたあと、火にかける工程について解説します。

タイラとは

ベースオイルのことをサンスクリット語でタイラといいます。
アーユルヴェーダでは主にごま油を使いますが、セサミアレルギーのある方や皮膚疾患のある方には、皮膚に負担の少ないココナッツオイルをベースオイルとして使うのもいいでしょう。また、以下でご紹介するオイルはドーシャにも効果があります。

ココナッツオイル
体を冷やす効果があり、特にピッタの鎮静にいいオイルとして使用されます。
皮膚疾患のある方やセサミアレルギーの方に代用するのもいいでしょう。
また、ヴァータが悪化して体が乾燥した状態にある時にも効果的。
体が冷えてる時に使用するのは避けましょう。
>ココナッツオイル

ひましオイル

はちみつのような重たいオイルが特徴で、ヴァータとカパのバランスを整えるのに効果的なオイルです。体の下腹部に働きかけるオイルで、マッサージに使用することで便通を良くする効果も。また、ひまし油を60ml飲むことで下痢を促すともいわれています。
>ひましオイル

からし油

熱を多く含むオイルなので、カパを鎮静するために良く使用されるオイルです。マッサージではよくごま油と混ぜて使用します。ギーオイル
ピッタの鎮静に効果的なオイルです。マッサージに使うと、ピッタだけではなくヴァータの鎮静にも効果があります。アーユルヴェーダ発祥のインドやスリランカでは、ギーはとても栄養のあるオイルなので食事やお菓子に使用することも多いです。
>ギーオイル

ニームオイル

ピッタとカパの鎮静に使用されるオイルです。皮膚疾患や皮膚のかゆみに効果があります。また、ニキビにも効くオイルです。マドゥーカオイル
ヴァータ体質の人に効果のあるオイルです。とても栄養があるので、ヴァータ体質に栄養を与える効果があります。

タイラパーカ

ハーバルオイルは、お鍋の中に材料を入れたら火にかけて作ります。その火にかける作業のことをサンスクリット語でタイラパーカといいます。
このタイラパーカの段階を5段階に分けて解説していきます。

第1段階:
まだミックスしたばかりで生のオイルの状態です。薬としてはまだ使えません。この状態をアーマパーカといいます。
第2段階:
水分がわずかに残る、ベストの状態になる手前の段階です。この段階で火にかけるのをやめたオイルは鼻の治療であるナスヤになら使用できます。この状態をムルドゥパーカといいます。
第3段階:
100パーセント水分が飛んだ状態のベストなオイルの段階です。ここで火を止めるようにしましょう。この状態のオイルをサマパーカといいます。
第4段階:
少し火を通しすぎた状態のオイルです。マッサージのみに使えるオイルです。鼻や飲んで治療するオイルとしては使えません。この状態のオイルのことをカーラパーカといいます。
第5段階:
火を通しすぎて焦げた状態のオイルで失敗です。この状態のことをダクダパーカといいます。

 

health
スポンサーリンク
シェアする
himawari0630をフォローする
ゆみブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました