日常生活に上手くアーユルヴェーダの知識を取り入れ、健康な日々を送りたい方へ。性質とドーシャの関係を理解すると食事や運動、マインドコントロールなどあらゆることに応用することができます。ここでは特に重要なグナとドーシャへの影響をご紹介!コラムを参考に、日常のあらゆることにアーユルヴェーダを取り入れ、健康な毎日を送りましょう!
アーユルヴェーダで重要なグナ(性質)
ここでは、アーユルヴェーダで主に重要な20個のグナをご紹介していきます。
グナにはそれぞれ構成要素があり、その構成要素が同じだとドーシャを増加させ、異なればドーシャを鎮静する働きをする、サーマーニャ・ヴィセーシャ理論に基づいて解説していきますね!
1.重い(グル)/軽い(ラグー)
グルーの主な構成要素はプルットゥヴィ(土)です。
カパの構成要素は水と土であり、性質が似ています。肉やケーキなど消化しにくい重みのある食べ物はカパを増加させるでしょう。
ラグーの主な構成要素はアーカーシャ(空)・ワーユ(風)・テージャス(火)です。
ヴァータとピッタに含まれる性質と同じ性質のため、ダイエットや運動のしすぎはヴァータとピッタを増加させる働きをします。
2.遅い・鈍い(マンダ)/速い・鋭い(ティークシュナ)
マンダの主な構成要素はプルットゥヴィ(土)・アップ(水)
カパに含まれるマハーブータと同じ性質なので、カパ体質の方は動きが鈍かったり、カパを増加すると体が怠くなります。
ティークシュナの主なマハーブータはテージャス(火)です。
ピッタに含まれる構成要素と同じ性質なので、ピッタ体質の人は鋭い目つきをしていたり、消化が速いなどの傾向があります。辛く鋭い食べ物を食べ過ぎてピッタを増加するとイライラしやすくなるので気をつけましょう。
3.冷たい(シータ)/温かい(ウーシュナ)
シータの構成要素はプルットゥヴィ(土)ワーユ(風)アップ(水)です。
ヴァータとカパに含まれる構成要素と同じ性質のため、冷え性の方が多いでしょう。寒い冬はヴァータとカパを悪化させないように温かい食べ物を食べるといいです。
ウーシュナの構成要素はテージャス(火)です。
ピッタに含まれる構成と同じ性質なので、ピッタは暑い夏に増加しやすい特徴があります。
4.湿気(スニグダ)/乾燥(ルークシャ)
スニグダの構成要素はアップ(水)です。
カパに含まれる構成要素と同じ性質なので、カパ体質の方は瞳に潤いがあったり、体内に水分をためやすかったりします。
ルークシャの構成要素はワーユ(風)です。
ヴァータとピッタに含まれる性質と同じ性質なので、乾燥に注意!乾燥する季節や乾燥した食べ物でドーシャを悪化させてしまいます。
5.滑らか(スラクシュナ)/粗い(カラ)
スラクシュナの主なマハーブータはテージャス(火)です
ピッタに含まれる構成要素と同じ性質なので、同じ性質同士、ピッタを増加させる働きをします。
カラの主な構成要素はワーユ(風)です。
ヴァータに含まれる性質と同じ性質なので、ヴァータを増加させる働きをします。
6.個体(サンドラ)/液体(ドラヴァ)
サンドラの主な構成要素はプルットゥヴィ(土)
カパと同じ性質なので、カパ体質の方は骨格がしっかりしているなどの特徴があります。
ドラヴァの主な構成要素はアップ(水)
カパとピッタに含まれる性質と同じ。ドーシャが悪化すると体がむくみやすくなります。
7.柔らかい(ムルドゥ)/硬い(カティーナ)
ムルドゥの主な構成要素はアップ(水)とアーカーシャ(空)であり、
カティーナの主な構成要素はプルットゥヴィ(土)とワーユ(風)です。
8.安定性(スティーラ)/動性(チャラ)
スティーラの主なマハーブータは、プルットゥヴィ(土)です。
カパに含まれるマハーブータと同じ性質なので、カパ体質の方は心や言動、体型に安定感があるのが特徴。
チャラの主なマハーブータはワーユ(風)です。
ヴァータに含まれる性質と同じ性質なので、運動のしすぎや、疲労、睡眠不足などで動性が増えるとヴァータの悪化につながるので注意しましょう。
9.小さい・微細(スークシュマ)/大きい(ストゥーラ)
スークシュマの主な構成要素はアーカーシャ(空)ワーユ(風)テージャス(火)です。
ヴァータとピッタに含まれる性質と同じ。特にヴァータ体質の方は、体型が華奢で痩せ型の方が多い傾向があります。
ストゥーラの主なマハーブータはプルットゥヴィ(土)です。
カパに含まれるマハーブータと同じ性質なので、カパ体質の方は体型ががっしりしている方が多め。太りやすいのももともと大きい性質を持っているためです。
10.ヴィシャダ(明白な)/ピッチラ(汚い)
ヴィシャダの主なマハーブータはアーカーシャ(空)ワーユ(風)テージャス(火)プルットゥヴィ(土)。
ピッチラの主なマハーブータは、アップ(水)です。
コメント