自分にはどんな運動が適しているのか気になる方は多いのではないでしょうか。
アーユルヴェーダでは、体質をヴァータ・カパ・ピッタの3つにわけて考え、体力や集中力に大きな違いが出てくるといわれています。
ここでは、その違いから分かる、それぞれの体質に適したスポーツをご紹介していくのでぜひ参考にしてください。
アーユルヴェーダ的「運動」とは
アーユルヴェーダにおける運動とは
体を強くすることを目的とし、体力を増大させる、好ましい身体行動のことです。
運動をすることで、アルツハイマー病やうつ病の予防になるとも言われています。
以下でアーユルヴェーダ的運動を詳しく解説していくので、健康維持と予防のためにぜひ参考にしてください。
アーユルヴェーダから考える運動の効果とは
アーユルヴェーダでいわれている運動の効果は以下の5点です。
1.運動をすることで、体が強くし、軽くする
2.続けることで体力が増し、体温を上げて汗をかくことができる
3.体からカパを減らすので、体がだるくて重かった状態から軽快感をもたらす
4.老化を遅くする
5.消化力が上がり、悪い組み合わせの食事の影響を防ぐ
しかし、運動のやりすぎは活性酸素をとりすぎてしまうので老化を促進し寿命を縮めるので逆効果になるので注意が必要です。
気持ちいい♪この運動好きだな♪とストレスなく続けることを心がけていきましょう。
体力の半分の運動
アーユルヴェーダでは運動は体力の半分まででいいとされています。以下で説明していきます。
体力の半分って?
体力の半分を知る方法のポイントは、体が「ハアハア」「カラカラ」「ドキドキ」「アセアセ」の4つの状態を全てクリアすることです。
・「ハアハア」の状態は口を開けて荒い呼吸になること
・「カラカラ」は口が乾いた状態
・「ドキドキ」は心拍数が上がり心臓がドキドキすること
・「アセアセ」は額・脇・鼻・手足から汗が出る状態のこと
運動をはじめて体がこれら4つの状態を満たした時が体力の半部の運動をしたとわかります。
本当に体力の半分でいいの?
本当に体力の半分でいいの?少なくないのでは?と驚いた方は多いのではないのでしょうか?
これはアーユルヴェーダだけではなく、アメリカスポーツ医学会の基準でも推奨されています。
有酸素運動が安全で効果的にあるための運動強度は有酸素運動の最大強度(最大酸素摂取量)を100パーセントとした場合、50〜85パーセントが適切。
体質別オススメエクササイズをご紹介
ここからは、いよいよ、ヴァータ、ピッタ、カパの体質別に合った運動方法について解説していきます。
ヴァータ体質に効果的な運動方法
ヴァータ体質の人は、基本的にジムに通ってもすぐに辞めてしまったり、行くのを忘れてしまいがち。運動をすると決めたら、アラーム忘れないようにアラームで知らせることが運動を続けるコツです。
ヴァータ体質の人は、運動をしすぎることにより、ヴァータが過剰になるのでやりすぎはよくありません。ヴァータを乱さないゆっくりした動きや軽めのエクササイズがオススメです。
たとえば、ヨーガ・ウォーキング・太極拳などがいいでしょう。
ゆっくりな運動は自律神経を整えるのでヴァータ体質の人にとってとても効果があります。
ピッタ体質に効果的な運動方法
ジムに行ったら一生懸命汗を流して走っていたり、重いダンベルを持ち上げていたり。ジムが似合うなと思う人がいたら、ピッタ体質の人が多いでしょう。
ピッタ体質の人は地頭がいいので、運動のエビデンスを理解できれば自ら運動をはじめ継続することができます。
しかし、勝負ごとや炎天下の中でのスポーツはピッタを乱すので要注意です。
競い合いのないスポーツをすることで、リフレッシュすることができます。
たとえば、ヨガ・水泳・ハイキング・カヌーやカヤック・スキーやスノボーなどがおすすめです。
また、ピッタを悪化させないために、激しい運動は無理しないことを心がけてください。
カパ体質に効果的な運動方法
カパ体質の人は、基本的に運動はしたいと思っても結局しないで1日が終わってしまいがち。
しかし、カパ体質の人は体力があり、集中力があるので、自分の中でルールを作れば継続していくことができます。運動をすれば足が細くなる!など、前向きな気持ちで取り組みましょう。
とっても魅力的なのは、カパ体質の方は激しいスポーツはなんでも向いているということです。体力があるので毎日やってもいいでしょう。
そうとは言っても、体質的に、外に出たくなかったり、激しい運動を嫌いガチなのもカパ体質です。
そんな時は、スクワットや腿上げなど下半身を鍛える運動を日常生活に取り込むことが一番効果的でしょう。
たとえば、歯磨きをしながらスクワットをしたり、エレベーターではなく階段を使用したりするのがおすすめですよ♪
まとめ
ここまで説明してきましたが、どの体質にも共通して言えることは、
運動は楽しく無理をしないですること、そして体力の半分程度でやめることです!!
運動のやりすぎは老化に繋がります。適切な運動で健康を維持していきましょう。
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