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アーユルヴェーダにおける病気の発症メカニズム

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病気を引き起こすことなくずっと健康でいたいですよね。病気は急に発症するものではないので、日々の生活でのケアが大切!アーユルヴェーダは健康な人の健康を守る予防医学であり毎日のケア方法や季節の対応方法を教えています。このコラムでは病気が発生するメカニズムを6段階に分けて解説!西洋医学との東洋医学の違いにも注目して一緒に読み進めていきましょう!

病気の発生メカニズム

アーユルヴェーダでは病気の発生を6段階に分けて、予防や治療を行います。以下で詳しくご紹介するので一緒に見ていきましょう!

第1段階 ドーシャが座で増加する(サンチャヤ)

まず第1段階は、ドーシャがそれぞれの座で増加すること。

ドーシャが座で増加することをサンスクリット語で「サンチャヤ」といいます。チャヤとは溜まるという意味です。

ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)の主な座は、ヴァータは大腸、ピッタは小腸、カパは胃

夏にピッタが上がり、冬にカパが上がるなど季節の変化だけでもドーシャは上がったり下がったりします。

生活習慣を整えるだけでなく、季節の変わり目にパンチャカルマ治療を受けたり、排泄療法を試したりすことで増加したドーシャを治療することが可能です。

第2段階 ドーシャが悪化する(プラコーパ)

病気の予防のためには、ドーシャの悪化に気をつけることが一番大切です。

ドーシャが悪化することをサンスクリット語で「プラコーパ」といいます。

アーユルヴェーダが予防医学として健康を守る役目を果たすのは特にこの段階です!

毎日の自分のドーシャの状態を把握してライフスタイルの見直しやストレスを改善しましょう。

それでもドーシャが悪化してしまった場合は、まずドーシャを鎮静してから、排泄するという順番が大切です。

第3段階 病気の前駆症状を知る(プラサーラ)

座で増加したドーシャは悪化するとその座から溢れ出してしまうのでその流れを止めることが大切です。

溢れ出すことをサンスクリット語で「プラサーラ」といいます。

ギーによって排泄を促すと同時に、食事やハーブによってドーシャを鎮静しましょう。

溢れたドーシャは13ものスロータス(循環器)を通って全身に循環してしまいます

プラサーラが原因で起こるスロータスの問題については以下のコラムで詳しくご紹介しているので参考にしてください。

第4段階 定着する(サターナ サムシュラヤ)

溢れたドーシャはスロータスを通ってスロータスや組織の弱くて定着しやすい場所に止まります。

このことをサンスクリット語で「スターナ サムシュラヤ」といいます。

たとえば、タバコを吸う人は肺が弱くなるので肺が定着しやすい部分。新型コロナウィルスに感染した場合、ウィルスが肺の下の細胞に定着しやすくなり病気を発症してしまうでしょう。

ウィルスなどに負けないように組織を強めたい!という方は以下のコラムを参考にしてください。

第5段階 病気の症状が現れる(ヴィヤクティ)

この段階で病気が目で見て明らかになり、病院に行けば、病名が診断されます。

悪化したドーシャが溢れ出し、スロータスを通って弱い組織やスロータスに定着することは、組織にとっては毒の侵入と同じことです。

西洋医学の場合、このヴィヤクティの段階が第1段階として病名を診断。薬や手術などによって治療をします。

一方、第5段階になる前に予防することができるのがアーユルヴェーダ医学です。

第6段階 合併症(ベーダ)

病気はさらに他の病気を引き起こす可能性があります。

たとえば、第5段階で糖尿病と診断された場合、目や足、神経への合併症の可能性が高まりますよね。

 

ここまで6段階に分けて解説してきたことからわかるように、合併症という大きな病気にはいきなりはなりません。また、アーユルヴェーダの知恵を日常に生かすことで、病名が着く前に予防することは誰でもできます!

毎日自分のドーシャの状態を把握し、適切な食事や運動、睡眠を通して整えることはとても大切です。

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