寝つきが悪い、睡眠の質が悪いと悩んでいる方へ。このコラムでは、睡眠に関するお悩みを解決し、質をあげる方法を徹底解説!アーユルヴェーダでは、生命を支える3つの柱は「食生活」「睡眠」「性生活」といわれているほど、健康に元気に生活していくためには睡眠は大切です。コラムを参考に一緒にお悩みを解決していきましょう!
睡眠は健幸寿命を伸ばす
睡眠は「健幸寿命」を伸ばすためにとても大切です。
アーユルヴェーダでは、「人生の目的=たくさんの経験をすること」と考えられています。
そして、健康な体は、人生の目的地まで旅をする舟。
たった一度の人生、元気な体で少しでも多くの経験ができるように健康な体を維持したいですよね。
その健康な体を作るために大切な要素の一つが「質の高い睡眠」です。
睡眠と脳の関係性
睡眠と脳の働きは深く関係していて、睡眠の質をあげると脳の働きも向上し、作業効率を高めることができます。
一方、睡眠を減らすと作業効率は20%も低下。
つまり、睡眠時間を1時間削るごとに、3.6時間の損ということになります。
終わらない仕事や勉強を夜にしたり、ゲームを夜中にしたりするよりも
早く起きて作業したほうが効率よく進められるでしょう。
では以下で早起きの方法を3選ご紹介していくので参考にしてください。
1.早起きで1日のリズムを作る
早起きは1日のリズムを作るといわれています。特にうつ病の方は睡眠のリズムが崩れているケースが多くあります。
早起きの利点とは
さらに、早起きのリズムは一般的に以下の4点です。
・免疫力が上がる
・精神力が高まる
・物事の成功率が高まる
さらにアーユルヴェーダではこの4点に加えて無駄な選択が減ると考えられています。
朝(6時前)は瞑想状態にあり負の感情が少ない時間ですので、大切なことを決める時は、朝に決めることで、無駄な考えが減り、後悔のない選択ができることでしょう。
早起きをするための方法
朝起きる時間を毎日同じ時間にすることは、早起きの習慣をつけるための一つの方法です。
朝日を浴びる
朝日を浴びることで、セロトニンというホルモンがメラトニンとなり、睡眠の質を上げてくれます。これをサーカディアンリズムとも言い、体内時計を整えることができます。
毎日同じ時間に起きる
休みの日も遅くまで寝ているのではなく、同じ時間に起きるようにしましょう。
そうすることで徐々に体にリズムがつき早起きできるようになるでしょう。
朝の入浴
アーユルヴェーダでは、朝の入浴が進められています。
朝は体温が下がっているので42〜44℃のお風呂にゆっくりと浸かりましょう。
また、発汗作用によって夜間に溜まった毒素を排出する効果も。
水道代がかかるから、毎朝お風呂にかけるお金がもったいないと思う方も多いのではないでしょうか?
実は1回のお風呂代はたった110円(ガス代82円、水道代28円)。
ペットボトル1本分の値段で早起きの習慣をつけられるのであれば、続けられそうな気がしてきますよね。
アロマの効果
朝の目覚めに効くアロマの香りはローズマリーです。
ベットの中で香りに癒されながら起床することで、気持ち良く目覚めることができます。
2.自分に適した睡眠時間を知る
適した睡眠時間は体質によって異なり、アーユルヴェーダではその体質をヴァータ・ピッタ・カパの3つに分けて考えます。
体質にあった睡眠時間とは
ヴァータ、ピッタ、カパ体質の人に適した睡眠時間は以下の表にまとめたのでみていきましょう。
ピッタ体質:7時間の睡眠が適切
カパ体質:6時間の睡眠程度で十分
睡眠不足になる原因とは
アーユルヴェーダで考えられる不眠症の原因は以下になります
心配事怒り
タバコ
就寝前の運動
断食不快な寝床
寝る前の運動
ブルーライト
3.眠る前の習慣を改善する
睡眠の質を上げるためには、入眠の90分しっかり深く眠ることが大切です。
以下は実際に実践して効果があった入眠の方法を紹介します。
マッサージ
セルフマッサージを毎日の寝る前の習慣にすることで、マッサージに集中でき、イライラした感情や、心配でドキドキすることを鎮めることができます。
マッサージで毎日やった方がいい部分は頭、耳、足です。
瞑想
簡単にできる瞑想は「ソーハム瞑想」。
お布団に転がったらまず目をつぶってください。
息を吸うときに「ソー」と心の中で言います。
息を吐くときは「ハムーーーーー」とつぶやきます。
考えるのは呼吸のことだけ。深い呼吸ができているか意識しましょう。
いつの間にか眠っていた自分に驚くかもしれません。
生命を支える3つの柱である「食事」「睡眠」「性生活」のうち「睡眠」について説明してきました。
睡眠を改善することは、健康な体を作るためのはじめの一歩です。
健康な体で、楽しく仕事や旅行などいろいろな経験ができるようにしていきましょう!
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