胃もたれしやすい、体重が増えると悩む方へ、もしかしたら、重性の食べ物や油性の食べ物を食べ過ぎている可能性があります。食べ物にはそれぞれ性質があり、ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)に影響を与えます。このコラムでは6種類の性質をピックアップしドーシャに与える影響と対応策を徹底解説。季節や体調、自分のドーシャに合った食材選びをできるようになりましょう!
食べ物の性質とは
食べ物の効果を高め、健康な食事をするためには食べ物が持っている「性質」を理解することが大切です。
食べ物の性質は大きく分けて以下の6つあります。
・軽性の食材(ほうれん草、コーン、りんご)
・油性の食材(乳製品、油)
・乾燥性の食材(ジャガイモ、豆類)
・熱性の食材(スパイス類、暖かい飲食物)
・冷性の食材(緑黄色野菜、冷たい飲食物)
重性の食べ物とドーシャの関係
重性の食べ物であるチーズやヨーグルト、お肉、小麦などの食べ物は、ヴァータとピッタを鎮静し、カパを増加させます。
ヴァータは火を燃やす風であり、ピッタは消化力(火の力)に関係しているため、ヴァータとピッタが弱まると消化力の低下につながります。
さらに重性の性質はカパを増加させ、体重増加や胃もたれ、倦怠感などの原因になりますので食べ過ぎには気をつけましょう。
軽性の食べ物とドーシャの関係
軽性の食べ物は重性の食べ物とは逆で、ヴァータとピッタを増加させ、カパを鎮静する働きがあります。
大麦、ほうれん草、コーン、りんごなどの食べ物は、軽性の食べ物であり、ヴァータとピッタの働きを高めるため消化しやすい食べ物です。
また、カパを鎮静させる働きもあります。
最近食べ過ぎてしまっって体重が気になる方や、風邪気味で食欲が低下せいている方は
軽性の食材を選ぶようにすると良いでしょう。
油性の食べ物とドーシャの関係
乳製品や油、油性食品などは重性の食品と同じようにヴァータとピッタの働きを低下させ、カパを増加させる働きがあります。
揚げ物や焼肉をたくさん食べると胃もたれすることはありませんか?
胃もたれはカパが増加することによる症状です。
また、ヴァータとピッタを低下させ、消化力を低下させているのも原因。
胃もたれしているうちは、消化がゆっくりになってしまっているのでお腹が空くまで、食事をスキップすると良いでしょう。
お腹が空いたら軽性の食べ物を食べ、ドーシャのバランスを整えていくのがオススメです。
乾燥性の食べ物とドーシャの関係
乾燥性の食べ物である大麦、ジャガイモ、豆類はヴァータとピッタを高め、カパを鎮静する働きがあります。
特に豆は「植物のたんぱく質」といわれ、消化をしやすく、栄養価もあり、肌を綺麗にしてくれる効果も期待できます。
しかし、乾燥性ですので、食べすぎると便秘の原因になることも。
体の乾燥が気になる方は、オイルを使って調理をすると良いでしょう。
熱性の食べ物とドーシャの関係
温かい食べ物やスパイス類は熱性の食べ物であり、ヴァータとカパを鎮静し、ピッタを高めます。
寒い季節はヴァータとカパの持つ冷性を熱性で鎮静し体を温めてくれるのでオススメです。
熱性の食べ物を暑い夏に食べすぎるとピッタを高め、イライラしたり、ニキビなどの肌荒れなどの原因になる可能性があります。
季節によって食べるものや量を変化させることはとても大切です。
冷性の食べ物とドーシャの関係
緑黄色野菜や冷たい飲食物はヴァータとカパを高め、ピッタを鎮静する働きがあります。
体を冷やす効果があるので、夏に食べると効果があるでしょう。
冬は、緑黄色野菜を茹でたり炒めたりすることで、ヴァータやカパにも相性のいい食べ物に変化します。
同じ食事でも調理方法によって性質も変化するので、体調や季節、ドーシャに合わせて調理方法を変化させるのはとても重要です。
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