はじめに
前回のコラムに引き続き、アーユルヴェーダに使われるハーバルオイルを12種類ご紹介していきます。
アーユルヴェーダに使われるハーバルオイル第1段を見逃した方は、以下のコラムを参考にしてください。
ハーバルオイルの種類と効果について
アーユルヴェーダの治療やビューティテラピーではあらゆる種類のハーバルオイルの中からあなたの症状や理想に合ったオイルを選び使用します。
そのオイルには痩せた!という夢を叶えてくれるオイルや、肌に輝きを与えてくれるオイルなどさまざま。
少し難しくて慣れない言葉のオイルの名前が続きますが、効果とかは分かりやすいように解説してますのでぜひ参考にしてくださいね♪
クンクマーディタイラ
鎮静するドーシャ:ピッタ
使用用途:フェイスマッサージ
症状:シミ、シワ、肌の輝き、ターンオーバーを促したい時に使います。
オイルの説明:ベースオイルはごま油です。サフランのハーブを使用しているクンクマーディタイラはとても効果なので、フェイシャルにのみ使用するサロンが多い。
クマーリータイラ
鎮静するドーシャ:ピッタ
使用用途:ヘッドマッサージ、フェイスマッサージ
症状:不眠症や精神的な問題でうつ病の方に効果的です。またピッタの精神状態を落ち着ける時に役立ちます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油で、ハーブはクマーリーというアロエに多く含まれる成分などを使用しています。クマーリーは、ヴァータ・ピッタ・カパを鎮静させる役割や、無月経・更年期障害など、女性の問題にも働きかける働きがあります。
注意事項:体を冷やす性質のあるオイルなので、カパの症状が悪化している時は使用を避けましょう。たとえば鼻炎、副鼻腔炎、くしゃみ、咳、喘息などの症状が出ている時です。
グックラーディタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:全身マッサージ
症状:慢性的な関節の病気と、体重を減らしたい時に効果があります。
オイルの説明:ベースオイルはひまし油でハーブとして使われているのが、酢やライムジュースなどで、かなり匂いのきついオイルです。
また、グーグルといハーブは美肌効果、生活習慣病の予防、動脈効果の予防、炎症や痛みの改善などの効果があります。
グッグラーディタイラは日本では手に入りづらく高価なオイルです。また、硬いオイルなので全身マッサージをする時は伸びにくく、ごま油で薄めて使うといいです。
グドゥチャーディタイラ
鎮静するドーシ:ヴァータ・ピッタ
使用用途:ヘッドマッサージ・フェイスマッサージ・ボディマッサージ
症状:かかとのひび割れによく使われます。また、頭痛、めまい、皮膚疾患、関節の病気などのヴァータラクタの症状にも効果があります。
オイルの説明:ベースオイルはごま油が使用されています。
サルワヴィシャディタイラ
鎮静するドーシャ:カパ
使用用途:ナスヤ(ディナチャルヤで使用はしまい方がいいです)
症状:かゆみ、虫刺されに効きます、肌の調子を整えます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油、エーランダオイル、ニームオイル、ギー、マデューカオイルです。ハーブはバーラなど30種類もの生薬が使われています。
シッダールタタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:全身マッサージ
症状:特にむくみの症状に効果があり、筋肉痛、関節痛、腰痛にも効きます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油とからし油ですでハーブにもからしが使われています。体がだるくなっていて疲れている人にオススメのオイルです。
シャタバリタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・ピッタ
使用用途:フェイスマッサージ、全身マッサージ
症状:ニキビを治す効果があります。また更年期性で体が火照る感覚を和らげたり、女性ホルモンのバランスを整えます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油で、使用しているハーブはシャタバリです。シャタバリは「100人の夫を持てる」女性の元気サポートハーブ。女性のリズムを整え、不安やストレスをケアしてくれます。
ジャーティヤーディタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・ピッタ
使用用途:口の中の殺菌
症状:口内炎や歯槽膿漏のに効果的です。抗菌作用があります。
オイルの説明:ごま油がベースオイルで、ハーブはジャスミンの葉のの絞り汁が一番使われています。
シーラバーラータイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・ピッタ・カパ
使用用途:全身マッサージ
症状:不妊症に効果がある、精力をあげる。
オイルの説明:ベースオイルはごま油で、バラーというハーブと牛乳が使われていて体を強くする効果があります。筋肉や骨、関節を強化する働きも。
体質関係なく一般的にマッサージに使えるオイルで、カパ体質の人に使うときは温めてから使うようにしましょう。精力を上げたり妊婦さんのマッサージにも使えます。
ダシャムーラタイラ
鎮静するドーシャ:特にヴァータ・ピッタ・カパ
使用用途:全身マッサージ・フェイスマッサージ・シロダーラ
症状:体を元気にする効果があります。体が痛いときや関節痛、腰痛に効き、高齢者の体を強します。
オイルの説明:ごま油がベースオイルで、ハーブは10種類の根っこが使われています。
ダシャバラータイラ
鎮静するドーシャ:特にヴァータ・ピッタ・カパ
使用用途:マッサージ全般ですが、高価なので一般的に使用されていません。
オイルの説明:ベースオイルはごま油で、とても高級なオイルです。
チャンダナーディタイラ
鎮静するドーシャ:特にピッタ・ヴァータ
使用用途:全身マッサージ・フェイスマッサージ
症状:体を冷やすオイルなので、夏はすべてのドーシャに使用できるます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油で、ハーブは白檀を使ってます。
まとめ
今回は12種類のハーバルオイルについて解説しました。
また、次回はいよいよハーバルオイルのご紹介の後半戦に突入します。
お楽しみに♪
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