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アーユルヴェーダとカパのサブドーシャ

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はじめに

このコラムでは、カパのサブドーシャの働きについて解説していきます。

サブドーシャとは、補いあって働く力のことです

たとえば、川は、水があったとしても動力がなければ流れないように、

体でも、ヴァータ・ピッタ・カパのあらゆる働きが補い合って一連の流れになっています。

このコラムではその補い合う力に着目。

そうすることで、体のむくみの原因がカパの問題である理由や、臓器が重力によって下に落ちないわけなどが分かります。

以下で詳しく見ていきましょう!

カパのサブドーシャ

アーユルヴェーダではサブドーシャをヴァータ・ピッタ・カパそれぞれ5つに分けて考えます。

カパのサブドーシャは、サンスクリット語でアヴァラムカパ、クレーダカカパ、ボーダカカパ、タルパカカパ、シュレーシャカカパの5つに分けて解説しています。

サンスクリット語なので少し難しい。と思う方も多いと思いますが、重要なのは名前を覚えることより、働きを理解することです。

では、以下で詳しく見ていきましょう!

アヴァラム カパ

アヴァラムカパは胸にあり、湿気を与えたり吊るす役割をしています。

吊るす役割というのは、胸にある腰、肺、頭や心臓が重力で下に落ちないように体液や粘膜などで支えているということ。

カパは体液や粘膜などで食べ物の栄養もコントロールするため、心臓を維持することができています。

クレーダカ カパ

クレーダカカパは、胃にあり、ピッタの消化の働きをサポートします。

クレーダカカパの働きは、食べ物を細かく分解し、消化酵素が働く面積を増加させたり、水分を与えたりして消化を促進すること。

さらに、胃酸から胃を守る粘膜の役割もしています。

消化をするための火は、ピッタの力ですが、その火はヴァータの風の働きによって強くなり、カパの働きで胃酸などの強い体液から体が守られています。

ボーダカ カパ

ボーダカカパは舌にあり、味を理解する働きをしています。

唾液や味覚細胞はカパの働きです。

食べ物を美味しく感じるためには、味覚を上げることが大切。

カパがバランスを崩すと舌に苔が溜まりやすくなってしまうので注意しましょう。

毎日、舌を掃除する習慣をつけることで、苔を除去し味覚を良くしてくれます。

さらに朝に舌掃除をすると、夜寝ているうちに舌に溜まった毒素を取り除けるので、食事や飲み物によって毒素が体内に巡るのを防止することも。

アーユルヴェーダではタングスクレーパーを使って舌掃除をすることを勧めています。

ウィルス感染の予防にも効果的なのでぜひ活用してください。

やり方は以下のコラムで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

タルパカ カパ

頭部にあり、脳脊髄液の役割をしてい流のがタルパカカパ。

アルパカみたいな名前をしていますが、とっても重要な働きをしています!

脳脊髄液は、脳と脊髄を繋ぐ太い神経の束を包んでいる膜の間を流れる無色透明な液体。
脳の水分量を調節し、形を保つ役割をしていると現代医学でもアーユルヴェーダでもいわれています。

さらに、脳と感覚器官に脳脊髄液を通して栄養を与えているのがクレーダカカパの働きです。

シュレーシャカ カパ

シュレーシャカカパは、関節にあり、関節と関節を繋ぐ働きをしています。

関節と関節の間には、骨膜液があり、シュレーシャカカパはこの骨膜液に働きかけ、関節をつないでいます。

カパがバランスを崩すことで体に浮腫んでしまいますよね。

これは、体内の液体が詰まったり、増加してしまったことが原因。

特にシュレーシャカカパが働いている関節周りをしっかり温めることを心がけましょう。

カパの体内での主な働きや、バランスを整えるハーバルオイルについては以下のコラムで解説いるのでぜひ参考にしてください。

まとめ

カパは体液や粘膜の役割をしていて、形を保ったり、臓器を吊るしたり、栄養を行き渡らせる働きがあります。

カパ体質の方が、もともと水分を多く含んでいたり、太り安いのは、これらの働きがヴァータやピッタよりも優勢に働いているからです。

カパ体質について気になる方は、以下のコラムを参考にしてください。

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