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日常に活かせるホルモンの知識

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どうして生活習慣を整えることが大切なのか気になる方へ。このコラムでは、甲状腺、胸腺、副腎、膵臓、卵巣、精巣のホルモンの働きについて徹底解説し正しい生活習慣の重要性を証明。
視床下部から指令され、下垂体で分泌されるホルモンはそれぞれ代謝、ストレス、成長、生殖に働きかけ、微量でも強烈な働きをします。ホルモンについて学ぶことで生活習慣を整えることの重要性が分かるのでコラムを参考に一緒に見ていきましょう!

内分泌系とは

ホルモンを分泌する器官を内分泌腺あるいは内分泌器官といいます。
人の主要な内分泌器官は全部で視床下部も含めて以下の9つです。
1.松果体 2.視床下部 3.下垂体の前葉・中葉・後葉 4.甲状腺 5.胸腺 6.副腎 7.膵臓 8.卵巣 9.精巣

このコラムでは4.甲状腺から9.精巣のホルモンの働きについて解説していきます。

1.松果体から3.下垂体までは以下のコラムで解説しているので参考にしてください。

甲状腺

甲状腺は「のど仏」のすぐ下にある小さな臓器の名前です。全身の代謝の状態を調整する役割をしています。では、以下で詳しいく見ていきましょう。

甲状腺と副甲状腺の働き

・甲状腺ホルモン:サイロキシン(チロキシン)を使って分泌し、物質代謝の促進(血糖値の上昇など)、発育促進、精神機能を刺激します
・カルシトニン:骨と腎臓に作用し、血漿中のカルシウム濃度を低下させる(骨の形成の促進)
・副甲状腺:パラソルモンが血漿中のカルシウムの濃度を増加させます
甲状腺の機能が低下することにより、体のエネルギーが低下し、疲労感を感じやすくなる原因になります。一方甲状腺の機能が働きすぎは、代謝が高まり、熱っぽい状態になってしまうバセドウ病の原因です。
骨はカルシウムからできるとして知っている方も多いのではないでしょうか。カルシトニンの働きによって、血漿中からカルシウムを集め、骨を作ります。それにより、血漿中のカルシウムの濃度の低下に繋がります。
副甲状腺のパラソルモンというホルモンによって、低下したカルシウム濃度が増大。血漿中のカルシウム濃度はこうしてバランスが調整されています。

胸腺

胸腺ホルモンは、胸骨の後方から分泌されています。ここでは胸腺のホルモンの働きを簡単に解説背ていきます。

胸腺のホルモンの働き

胸腺ホルモン:T細胞の成熟を促進
T細胞の成熟を促進することで老化過程を遅らせる働きがあるのではないかと考えられています。

副腎と副腎皮質

ここではあまり聞きなれない副腎と副腎皮質のホルモンについて説明していきます。

副腎

副腎はストレスを感じることによって、アドレナリンとノルアドレナリンを分泌し各種反応を引き起こします。

1.循環系 アドレナリン:心拍数を上昇させて血液の循環量を増加させる
ノルアドレナリン:抹消循環の抵抗を強くし血圧を上昇させる
2.血糖値の上昇
3.遊離脂肪酸の増加
4.胃腸運動の抑制(緊張したらお腹が痛くなる原因)
5.気管支拡張
6.緊急反応(激しい運動や大量出血による血圧低下で分泌される)

副腎皮質

・糖質コルチコイド(コルチゾール):血糖値の上昇・たんぱく質の分解促進、抗炎症・抗アレルギー作用、胃液・ペプシンの分泌促進、粘液分泌低下
・鉱質コルチコイド(アンドステロン):ナトリウムイオンんの再吸収を増大し血圧を上げ、カリウムイオンの排泄を促しカリウムを減少させる
・アンドロゲン:更年期以降は卵巣から分泌が停止した女性のホルモンの変わりを果たす。また、第二次性徴時の液毛や恥毛の成長を刺激する。成人男性においては精巣からのアンドロゲン分泌が主
糖質コルチコイドは、1日に10回分泌され、朝に濃度が高い状態です。また、免疫を甘えさせ、炎症をさぼらせるステロイドのような働きをします。

膵臓

 

膵臓は膵液を分泌する外分泌線とランゲルハンス島と呼ばれる内分泌器官からなります。
膵臓で分泌されるインスリンは、とっても重要です。では、膵臓の働きについて見ていきましょう。

膵臓のホルモンの働き

・ランゲルハンス島のα細胞:グルカゴンを分泌。肝臓の脂肪を糖に変えて血糖値を上げる働き
・ランゲルハンス島のβ細胞:インスリンを分泌。血糖値を下げる働き
インスリンが分泌されるのは膵臓だけ!膵臓の機能が低下することによるインスリンの分泌減少は、糖尿病を引き起こす原因です。
糖尿病には、1型と2型があります。1型は生まれつき糖尿病であるので、今の医療では治すことが不可能と言われている病気です。
2型は食生活や運動不足などの生活習慣病が原因で引き起こします。2型の場合は、生活習慣病に気をつけ、規則正しい生活を送ることで予防することができます。

卵巣

卵巣は女性の骨盤膣に位置する卵形の臓器です。

卵巣ホルモンの働き

・エストロゲン:卵胞から分泌される卵胞ホルモン
・プロゲステロン:黄体からの黄体ホルモン
近年、月経がはじまる年齢が早まってきている傾向にあります。
その原因は、親に合わせて22時以降まで起きている子供の増加や、スマホのブルーライトのストレスです。
子供は夜22時までに睡眠を取ることで成長ホルモンが分泌され、体を成長させます。
しかし22時以降まで起きていることによって、成長ホルモンの分泌が一段落し、体が成熟状態になったと脳が判断。
結果、体が出来上がっていない状態のまま生理がはじまり無精卵月経の原因に繋がってしまっているお子さんが増えているようです。
代謝・ストレス・成長・生殖は一緒くたで働くので、異常な反応はすべてに影響を与えます。

今と昔の月経によるストレスの違い

月経は毎月怪我をしているみたいに体に負担とストレスがかかった状態です。
現在は、晩婚化による高齢出産をする女性の増加や、結婚をしない方も増えています。
そのため現代の女性の初潮15歳から45歳の30年間出産をしない状態は360回の月経を行う計算です。
対して、昔は、平均で45歳までに5回出産していました。そうなると、15歳から45歳まで合計300回の月経です。
現在と昔では計60回分月経の回数に違いがあり、現在は体にストレスがかかった状態の女性が多いことが分かるでしょう。
さらに先述した通り、初潮が早まっている傾向
子宮内膜症などの現代病で悩む女性が増えてきたのもこれと関係しています。

精巣

精巣は男性の陰嚢の中にある卵形の腺です。

精巣のホルモンの働き

テストステロン:ライディッヒ細胞で分泌され、精巣付近や臓器に作用します
ライディッヒ細胞がある部分を蹴られると痛いのは、この分泌システムを守るためのようです。

まとめ

生活習慣の乱れによって、ホルモンが相互に影響し合い体が異常を引き起こす原因につながります。

毎日規則正しい生活をすることを意識することはとっても大切!
アーユルヴェーダの習慣は、自然と生活習慣を整えてくれるものです。
アーユルヴェーダを通して健康な体を維持していきましょう!
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