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浮かび上がるヨーガの真意

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ヨーガのポーズがうまくいかない。体が硬いからできないと悩む方へ。ヨーガをするのに体の硬さは関係ありません。また、難しいポーズよりも、呼吸しやすいポーズをとることが大切。できないならあぐらでも良いのです。心地良いポーズに集中し、瞑想状態になることで効果を発揮することができます。それはヨーガが誕生してから今まで変わりません。ここでは現代で忘れられがちなヨーガの真の目的をご紹介!コラムを参考に、より良くヨーガを生活に取り入れましょう!

ヨーガとは

ヨーガとは、サンスクリット語で心と体をつなぐという意味です。

ヨーガは肉体と心に作用する実践的な科学といわれています。

体が健康でも、心が病んでいたら健康とはいえないですよね。ヨーガで心と体をつなぎ健康な体を手に入れることが可能です。

ヨーガはポーズをするイメージをする方が多いと思いますが、ポーズよりも呼吸や集中、瞑想が大切。

それはヨーガが誕生した時代からずっと変わっていません。

ヨーガの起源

起源前3000年頃、インダス文明にモヘンジョダロ遺跡よりヨーガ行者らしき印章が出土し、その時代からすでにヨーガを行っていたということがわかっています。

また、起源前1000年から1500年頃にヴェーダ聖典とウパニシャドにもヨーガについての記録があり、ヨーガはここから由来しているともいわれています。

ヴェーダとは

ヴェーダは、起源前1000年から1500年前の聖典であり、人の願いを叶えるため、儀式やマントラ、瞑想法などさまざまな方法を教えています。

リグ・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダ、ヤジュール・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダが4大ヴェーダといわれ、アタルタ・ヴェーダがヨーガやアーユルヴェーダに関する聖典です。

ウパニシャド(ヴェーダーンタ)とは

ウパニシャドとは、師の近くに座って授かる教えのこと。

別名ヴェーダーンタともいいます。ヴェーダの最後で語られる最も重要な部分で、苦悩からの解放と自由の達成のための教えです。

ウパニシャドは自分の夫の不倫相手を当てたり、お金持ちになれる方法を教えてくれたりする秘密の奥義書のようなものです。

アーユルヴェーダとも深く関係していて、薬の調合の仕方や、健康のためのレシピなどもここに記されていました。

バガヴァットギーター

ヨーガの経典としてとても有名なバカヴァットギーター。

これは、マハーバーラタのクルクシュトラの戦いでクシュナ神が語ったヨーガとヴェーダの哲学を集めた700節の詩集。

人間の魂を絶対的なブラフマンと統合させる方法をサーンキャ哲学に基づいて教えています。

サーンキャ哲学を実践するのがヨーガであり、ヨーガの手引き書ともいわれているようです。

そのため、バカヴァットギータは最も重要なヨーガの経典のひとつ。

ヒンドゥー教では、人が生きる意味や指針を小さい子供から大人まで誰にでも分かるような物語にして伝えられてきました。

バカヴァットギーターにおけるヨーガの目的

ヨーガによって心が平衡状態に達したら、卓越した神的な力の達成(シッディ)と霊的な投入(サマーディ)の状態になります。

最後には自我が消え、至高意識に魂が融合することがヴァカヴァットギータにおけるヨーガの目的です。

その方法は以下の3つあります。

1.行為の道(カルマ・ヨーガ):自分の行いは返ってくるので、良い行いをする
2.献身の道(バクティ・ヨーガ):奉仕に人生を捧げる
3.知識の道(ギャーナ・ヨーガ):探求と洞察。現実の生命の元にある真実の知識を求める
先人はこれら3つのどれかの方法で、ヨーガを行いました。
つまり、ヨーガはポーズではなく、それぞれの方法で瞑想するための方法だったのです。

ヨーガスートラ

ヨーガスートラは、歌で伝えられてきたヨーガを体系的にまとめた経典として最も古い古典文献。

2から4世紀頃にパタンジャリによって書かれましたが、著者は定かではないようです。

全部で4章あり、瞑想を中心に本当の自分を見つめ、どう生きるべきかを内側から探求する方法を説明しています。

ヨーガスートラでは「ヨーガとは心の動きを止滅することである」と定義。

心を沈めて統一し、心をコントロール、特定の目標に向けて静止の状態を維持することができるようになる方法を身につけることが大切であると説明されています。

そして目指すは悟りの境地であるサーマディ(三昧)の状態です。

サーマディまでの8支則

ヨーガを通してより良い生き方をするための8つの段階式訓練法をアシュタンガ・ヨガ(8段階のヨーガ)です。

以下にまとめたので見ていきましょう。

1.ヤマ(禁戒):盗まない、無用な暴力を振るわない
2.二ヤマ(勧戒):自分自身の生活習慣を見直し、感謝の気持ちをもち清潔感を保つ
3.アーサナ(坐法):対位法。古代は坐法。現代ではヨガの特徴ともいえるポーズ
4.プラーナヤーマ(調気法):呼吸法。呼吸で生命力(プラーナ)をコントロール
5.プラティヤハーラ(制感):内側の気持ちを見つめる
6.ダーラナー(集中):外部を遮断し、瞑想状態を深める
7.ディヤーナ(瞑想):集中していた意識が同化しはじめ直感が起きてくる
8.サマーディ(三昧):全てを解放した悟りの境地

ここまで説明していきて分かるように、古典のヨーガが目指すものは自由と悟りを通して三昧の状態になることです。

現代では、ポーズによって健康維持・増進を目指し、心身症などのストレス関連疾患の予防になるともいわれています。

ポーズを無理して行うのではなく、呼吸しやすいポーズで、集中すること。そして瞑想状態を維持することがヨーガの目的です。

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