はじめに
このコラムでは、「どの体質にも当てはまってしまって自分の体質がわからない」と思っている方にアーユルヴェーダの7体質についてと病気の予防の仕方について解説します。
たとえば、ヴァータだけ当てはまる単体体質の方よりもヴァータにもカパにも当てはまるなどの混合体質の人の方が多くいます。あなたの体質はどの体質に当てはまるのか見ていきましょう。
体質について
私たちの体は生命エネルギーに支えられており、体質は合計7種類に分類できます。
以下で詳しく説明していくので参考にしてください。
ドーシャとは
生命エネルギーはサンスクリット語でドーシャといいます。
私たちの体はこのドーシャによって支えられています。
健康を維持する方法はドーシャを構成するヴァータ、ピッタ、カパのバランスを整えることが大切です。
上記の3つのドーシャの特徴から、私たちの体は、すべてのドーシャを持っているということが分かりますね!そして、これら3つのドーシャは体内でそれぞれの働きを司り、影響し合っています。
人それぞれ違うように、ドーシャの働き方も一人一人違うため体質も異なります。
あなたの体ではどのドーシャが優勢に働くのかを把握することで、体調の不具合にすぐに気がつくことができ悪化する前に治療することができます。
また、体質によって合った食事や睡眠時間、運動方法などが変わってくるので、自分のドーシャを知ることは健康に生きるための一つの方法です。
アーユルヴェーダの7つの体質
私たちの体質は虹のように7つの体質に分けて考えることができます。
「ヴァータやピッタの特徴を見てみたけどどっちも当てはまる気がする」と思う方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず。体質がヴァータだけ、ピッタだけといったように単体ドーシャのみが優勢の人もいますが
基本的に2種類のドーシャが優勢になっている混合体質の人の方が多くいます。
以下は7種類の体質をまとめたものです。
2.ピッタ体質
3.カパ体質
4.ヴァータ・ピッタ体質(ピッタ・ヴァータ体質)
5.ヴァータ・カパ体質(カパ・ヴァータ体質)
6.ピッタ・カパ体質(カパ・ピッタ体質)
7.トリドーシャ体質(ヴァータ・ピッタ・カパ)
4~6の体質は、2つのうちでも優勢な方を前にもっていきます。
例えば、4のヴァータ・カパの人でも、カパの体質の方が優勢であればカパ・ヴァータになります。
7つ目の体質であるトリドーシャは、すべての生命エネルギーをほぼ平等にもっている一番珍しいタイプ。アーユルヴェーダでは赤ちゃんを産む時トリドーシャを目指して生みます。
赤ちゃんをトリドーシャにする方法
アーユルヴェーダではトリドーシャは理想の体質といわれています。
3つのドーシャの割合が同じぐらいであることで、すべての良さを表現できるからです。
赤ちゃんをトリドーシャにする方法は、日本人の馴染みのある血液型みたいに考えます。
例えば、A型とA型の間にはA型しか生まれないといったように、
ヴァータ体質とヴァータ体質の間にはヴァータ体質が生まれやすいということです。
もしあなたがヴァータ・ピッタ体質なら、カパが優勢な相手を探すことで実現するかもしれないですね!
アーユルヴェーダを勉強していくことで、相手の体質について見た目や話し方、好みなどからでもわかるので、楽しいですよ♪
また、相手の体質を理解できれば、どんな性格なのかもある程度わかるので
職場の上司との付き合い方や、自分の家族の理解など、人間関係にも応用できるので、このコラムでこれからも一緒に勉強していきましょう!
自分の体質を知ることの意味
自分の体質を知ることで病気が発症する前に予防することができます!その理由について解説していきます。
病気の予防の仕方
ここでは、ヴァータ・ピッタ体質の人を例にして説明していきます。
ヴァータ・ピッタ体質の人は、ヴァータとピッタがバランスを崩しやしいと考えられます。
たとえば、ピッタの人は火の性質を多くもっているので、夏の暑さでピッタが増加してしまったとします。
ピッタが増加することで、目が充血してきたり、下痢になりやすくなったりするのですが
体にそういう症状が現れた時はシーツをひんやりするものにして暑くない環境を整えてみたり、体を冷やす食べ物を食べてみたりするといいです。
このように、ちょっとした体の異常に気がつくと、ピッタの性質を減らす動きをすれば悪化する前に処置することができます!
体質を減らす動きって他にどんなことをすればいいの?体質の性質って具体に何?と思った方は今後のコラムを楽しみにしていてください!
ピッタ体質について気になる方は以下のコラムで解説しているので参考にしてください。
まとめ
今回はドーシャと7つの体質について解説した後、体質を知ることで病気を予防できる理由について簡単に説明してきました。
一つのコラムでは説明しきれないので、詳しく知りたい方は次回のコラムを楽しみにしていてください!
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