「消化力が低下し胃もたれする」「やる気が起きなくて怠い」と悩む方が多いようです。それはカパの悪化が原因。このコラムでは、カパについて解説したあと、カパを整えることができる呼吸法をご紹介します。呼吸はすぐに取り入れられるとても簡単な方法なので、生活に取り入れ、生き生きとした毎日を送りましょう。
カパが増加するとどうなる?
ここではカパの性質や増加する要因、増加してしまった場合の症状について説明していきます。
カパとは
アーユルヴェーダにおける3つの体質とはヴァータ・ピッタ・カパ。カパはその中のひとつの生命エネルギーです。
カパの性質には、重性、油性、遅い性質、冷性、安定性などの性質があります。
結合エネルギーであり、私たちの関節と関節がつながっていたり、臓器が重力に負けずに吊されているのはこのエネルギーのおかげです。。
カパの座は、胸、舌、鼻、水のコントロールをする器官、胃、血漿、脂肪、喉、関節、頭であり、上記で説明したカパの性質が食べ物や環境によって増減することで、これらの部位のどこかに異常が生じる可能性があります。
たとえば頭が重い痛みを生じたり、血管などの管が詰まってむくみの原因になったりするでしょう。
また、冬はカパが蓄積しやすいので、春に鼻水が多く出る方は、溜まったカパが体外に溶け出すのが原因です。
もっと詳しく知りたい方は以下のコラムでご紹介しているので参考にしてください。
カパが悪化した場合の症状
カパが悪化すると、やる気がなくなって、体が怠くなります。
話しかけても反応しなくなったり、同じところだけをずっと見てしまったりしている状態はカパの悪化によって起こる精神状態です。
そんな時は、体を動かすことが1番です!特に簡単な方法は食後にゴロゴロするのではなく、パッと動いて食器を洗ってみましょう。
簡単そうに見えて、カパ体質の方やカパが悪化している方はなかなかできないのでぜひ実践して見てください!
カパに効果的な呼吸法とは
ここで紹介する呼吸法はプラーナヤーマというヨーガにおける呼吸方法のひとつ「カパラバティ」です。
カパラバティとは
カパに効果的な呼吸法は、プラーナヤーマという呼吸法のひとつである「カパラバティ」。
実践することで、肝臓・脾臓・膵臓・腹筋を活発になります。そして消化力促進、体温上昇、酵素を満たすなどの効果があり、カパを鎮静することが可能です!
以下で呼吸方法を詳しく解説していくので是非参考にしてください!
カパラバティの呼吸方法
ここではカパラバティの呼吸方法をご紹介していきます!
2秒に1呼吸ペースで10回呼吸します。
そのあと、1秒に1回ペースで10回呼吸しましょう。
最後に1秒に2回のペースで10回呼吸してください。
へその舌に力を入れ、息を早く力強く押し出すように吐き、その勢いで吸うのがポイントです!
食事の前や、やる気が起きない時、体が冷えてしまった時などにぜひ取り入れてカパを鎮静に役立てましょう。
コメント