はじめに
このコラムではヴァータ・カパ体質の特徴とハーバルオイルのご紹介をします。
アーユルヴェーダでは、治療やマッサージをする前に体質診断を行い
お客様に合ったハーバルオイルを選択して施術を行います。
その体質は全部で7種類。
ヴァータ・ピッタ・カパの単体体質の方もいれば
ヴァータ・ピッタ、ヴァータ・カパ、ピッタ・カパ、トリドーシャの混合体質の方もいます。
そして今回はその中のひとつ、ヴァータ・カパ(カパ・ヴァータ)体質の方にフォーカスして解説していきます。
ヴァータ・ピッタ体質の特徴については以下のコラムを参考にしてください!
ヴァータ・カパ体質の人の特徴
ここでは、ヴァータ・カパ体質の人の特徴について解説していきます。
ヴァータが優勢であれば、ヴァータ・カパ
カパが優勢であればカパ・ヴァータといいます。
疲れ具合やストレス、季節によっても優勢になる性質は異なりますので
自分の体調を把握することが大切です。
ヴァータ・カパ体質に当てはまっている方はぜひ以下の項目を参考に、
自分の心や体の健康を維持していきましょう。
極端
ヴァータ・カパ体質の方は、身長が高いか低身長かのどちらかで極端な傾向があります。
これはヴァータのアンバランスさがカパの安定性に影響しているためです。
冷えている
ヴァータもカパも性質に冷性を持っているので体も心も冷たさに弱い人です。
とても冷え性で、寒さを嫌います。
体を温める食事や服装を心がけてください!
白湯は体を温めてくれるので、ヴァータ・カパ体質の人に最適です。
慈愛深い
カパの体質があることで人を大切に思ったり、可哀想な人がいれば助けてあげるような性格です。
しかし、とても頑固な面もあるのが特徴です。
カパ体質についてもっと詳しく知りたい方は以下のコラムを参考にしてください!
便秘
ヴァータ体質の乾燥の性質や、水分を取らない習慣によって便秘になりやすい方が多いです。
また、カパ体質も混ざり合うことで、気管支炎や鼻炎などにもかかりやすくなります。
分裂した性格
カパとヴァータの性質は相反しているので、分裂した状態になりやすくなります。
カパが優勢にあれば、優しく、心穏やかでいることができますが
ヴァータが乱れることによって、いきなりズバッと人を切り離すことも。
ヴァータ・カパ体質の方は、自分に余裕がないなと思ったり、ストレスがかかったりした時は
何事に対しても結論をすのではなく、後悔しないようにしっかり考えるようにしましょう。
ヴァータ・カパ体質に効果的なオイル
ここでは、ヴァータ・カパ体質の全身マッサージに効果的なハーバルオイルをご紹介します。
ヴァータ・カパ体質の方は心を落ち着かせるためにも、マッサージがとても大切。
自分に合ったハーバルオイルで、毎日セルフケアをしたり、時々サロンでマッサージしてもらってリラックスできるといいですね♪
シッダールタタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:全身マッサージ
症状:特にむくみの症状に効果があり、筋肉痛、関節痛、腰痛にも効きます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油とからし油ですでハーブにもからしが使われています。体がだるくなっていて疲れている人にオススメのオイルです。
✳︎ディヴィヤンガナーディタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:全身マッサージ・フェイスマッサージ
症状:頭痛、座骨神経痛、ヴァータの病気
オイルの説明:ベースオイルはごま油、ココナッツ油、ギー、ヒマシ油、マデューカオイルです。ハーブは、ひまし根、コショウ、にがうり、シナモンなど12種類使用しています。スリランカで有名なオイルです。
✳︎ニルグンディヤーディタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:ヘッドマッサージ、ナスヤ
症状:関節痛や筋肉痛、腰痛に効果があります。また炎症を抑える作用があります。
オイルの説明:ベースオイルはごま油です。ハーブはニルグンディが使用されていて、漢方にもよく使われているハーブです。
ワータヴィドゥランガタイラ
鎮静するドーシャ:ヴァータ・カパ
使用用途:疲労回復マッサージ
症状:疲れた時のマッサージに使用することで、筋肉痛、肩こり、腰痛に効きます。
オイルの説明:ベースオイルはごま油とからし油で、ハーブには牛乳も使用されており、栄養価の高いオイルです。
これらのオイルの中でも、ヴァータ・カパ体質にはディヴィヤンガナーディタイラとニルグンディヤーディタイラはより効果を期待できます!
まとめ
体質と性質を理解することは健康を維持するためにとても大切。
体質についてもっと知りたい方は、以下のコラムを参考にしてください。
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