はじめに
アーユルヴェーダでは生命を支える3つの柱を「食生活」「睡眠」「性活」と説明しています。
このコラムでは3つの柱のうち「食生活」について解説していきます。
食事と心の深い関係
毎日何を食べようか悩みますよね。
毎日食事を作る人や、インスタントラーメンなどで簡単に食事をする人、外に食事に行く人
さまざまだと思います。
ここで伝えたいのは
《食べ物の質》は《心の質を作る》ということ。
食べ物にはそれぞれ性質があり、その性質があなたの体の働きのエネルギーになり
精神状態にも関係してくるということです。
ではどんな食べ物が、あなたの精神状態にどのように影響を与えるのか
大きく3つに分けて解説していきます。
手作りの食事や新鮮な食べ物
まずは、手作りの出来立ての食事や、新鮮な野菜や果物などの食べ物の性質を説明します。
これらの食べ物には、新鮮でみずみずしく、なめらかで油分があり、肉体を強する性質があります。
味も美味しく、食べた時に幸せを感じることによって寿命を伸ばす効果もあります。
心の落ち着きと集中力を高め体を強く健康にしてくれます。
このような食べ物をサットヴァなものとアーユルヴェーダでは表現します。
そして、サットヴァな食べ物を好む精神状態の人は
刺激のある食べ物
刺激のある食べ物、例えばキムチやニンニクなどを指します。
これらの食べ物には、過度に苦く、酸っぱく、塩気があり、辛く、刺激があり、乾いていて焼けるような性質があります。
このような食べ物をラジャスとアーユルヴェーダでは表現します。
そしてラジャスな食べ物を好む人の精神状態は
保存食や加工食品
古くなってしまったもの、未熟な食べ物、腐りかけて異臭がし味わいが失せたもの
例えば、加工食品や冷凍食品、前日に調理されたものや、他人の残り物などがあてはまります。
このような食べ物をタマスとアーユルヴェーダでは説明しています。
そしてタマスな食べ物を好む人の精神状態は、
意識を変えてから食事を変える
体の毒素を増やさない食事の取り方
毒素が増えることによっても体や心に悪影響を与えます。
以下で、毒をを増やさない方法について現代医学とアーユルヴェーダを用いて説明していきますので、参考にしてください。
アーユルヴェーダにおける食事の取り方
老廃物は体にはなくてはいけないものですが、毒素は体にも心にも悪い影響を与えます。
食事の取り方次第で、毒素を増やさないようにすることができます。
アーユルヴェーダでは7つの食事の取り方を説明しています。
サットヴァな食べ物を食べる
お腹が空いてから食事を取る
前の食事が完全に消化されてから食べる
作り手の愛が込められた食べ物を食べる
リラックスして食べる
自分にとって美味しいものを食べる
腹8分目まで食べる
嫌いな人とは食事をしない
好きな人と食事をすることで唾液の消化酵素を増やすと説明しました。
その理由は、自律神経と唾液には関係性があるためです。
嫌いな人と食事をすることによって、
何を話したらいいか分からない、、、
と考えてしまい、交感神経が優位になります。
そうなることによって唾液がネバネバになり、口の中が乾き、消化に適さない唾液になります。
やたらと水を飲んでしまうことで、胃液が薄まり消化力が低下し、それが毒素を増やす原因になります。
仕事をしながら食事をすることも交感神経が働くのでよくありません。
食事はリラックスした状態で、かつ新鮮なものを食べましょう!!
健康に生きていくために基礎となるとっても大切なことです。
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