酸味のある食べ物って体にどんな影響を与えるのか気になる方に向けて、このコラムでは、酸味の性質や特徴、ドーシャに与える影響を徹底解説!梅干しや酢の物など、日本人が昔から食べる食材には酸味が含まれます。消化力が低下していると感じた時に酸味を取り入れることで問題解決に繋がることも。コラムで詳しくみていきましょう!
酸味のある食べ物といえば?
酸味のある食べ物って例えばどんな食べ物?と思う方も多いのではないでしょうか。
まずはイメージしながらコラムを読み進めていけるように酸味のある食べ物の例をご紹介します。
・酢
・トマト
・柑橘類
・発酵食品
・ヨーグルト
・チーズ
・ピクルス
・梅干し
アーユルヴェーダにおける酸味の性質と特徴とは
味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)にはそれぞれ性質や特徴があり、ここでは、酸味の特徴について解説していきます。
酸味の性質
酸味のある食べ物の構成要素(空・風・火・水・土)は土と火。
土要素には冷性、遅い、安定性、大きい、油性、重性などの性質があり、
火要素には温性、鋭性、軽性、微細性、乾性などの性質があります。
酸味の特徴
酸味の特徴は、火の構成要素からできているので食欲増進効果と消化促進効果があるということ。
火の力は消化力や代謝力を高め、食欲促進する働きがあります。
特に消化力を高めることは病気や老化の原因である未消化物(毒素)を体内に増やさないためにとても大切です。
以下のコラムでは、酸味意外にも食欲・消化力を高める方法についてご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
酸味がドーシャに与える影響とは
ここでは酸味のある食べものがドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)に与える影響についてご紹介していきます。
それぞれの味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)には性質や特徴があり「似たものがにたものを増加させ、異なるものが異なるものを減少させる法則」に従ってドーシャに影響を与えます。
では酸味のある食べものはドーシャにどのような影響を与えるのか、以下をご参照ください!
ヴァータを減らす
酸味のある食べものはヴァータを減らす働きがあります。
ヴァータの冷性や軽性、動性、粗性を「似たものがにたものを増加させ、異なるものが異なるものを減少させる法則」に従って減らす働きをするためです。
食欲や消化力が低下し食べることができず、体重が減少してきた時は、食事に酸味を取り入れて食欲・消化力を高め体に栄養を与えるように心掛けましょう。
体が栄養で満たされることによって、落ち着きのない行動や心が安定するように、体だけでなく心にも良い影響を与えてくれます。
ピッタとカパを増やす
酸味の働きはピッタとカパを増やすこと。
ピッタの熱性や鋭性は酸味を取り入れることで、「似たものがにたものを増加させ、異なるものが異なるものを減少させる法則」に従って増加します。
そのため、ピッタが弱って消化力が低下していると感じた時は、酸味の性質で熱性を高めることで消化力を高めることがきるでしょう。
また、カパの構成要素は土と水。
酸味の構成要素である土と一致しているので「似たものがにたものを増加させ、異なるものが異なるものを減少させる法則」に従って、酸味はカパを増加させます。
アーユルヴェーダでは全ての味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)をバランスよく摂ることが大切。
また、その日の体調のドーシャに合わせて酸味の量を調節することでドーシャのバランスを整えることができます。食べ過ぎには注意です!
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